poohの毎日~40代アーリーリタイア夫婦の暮らし~

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「黒い十人の女」を鑑賞。男の価値はやっぱり仕事で決まります 

映画「黒い十人の女」を自宅で観ました。
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<「黒い十人の女」とは?>
1961年公開の日本映画  監督:市川崑
テレビプロデューサー・風(船越英二)は、妻帯者でありながら9人(!)もの愛人を持つ男。
妻(山本富士子)と愛人たちはお互いの存在をそれとなく知っており、風が浮気者であるという事も重々承知しているものの、なぜか彼から離れられない。
そんなある日、妻と愛人1号・市子(岸恵子)との間に「風を殺そう」という話が持ち上がる。
それは日頃の風への鬱憤晴らしの架空計画であったが、気の小さい風は、愛人たちが自分を殺そうとしていると思いこみ、妻に相談する。
妻はあっさり計画を認めた上で、夫婦2人で愛人たちを一掃するために彼女らを集め、その席上でピストルで風を殺したように見せかける狂言殺人を行うが・・・。


50年以上も昔の映画ですが、とても面白かったです。
タイトル・キャストクレジットで1人1人が微笑むシーンから釘付けになってしまいました。
冒頭は夜道を歩く1人の女性の後をズラッと一列に並んで追いかける女性たち。
「一体何が起きるのか?」というゾクゾク感は白黒映像だからこそなせる技です。

船越英二というとpoohの中では「船越英一郎のお父さん」くらいのイメージしかないけれど、息子よりも男前ですね~。
でも時々横顔がハッとするほど似ているし、声が同じなのでそのDNAを感じます。
風は本妻+愛人9人という驚くべき男ですが、本人には罪悪感などまったくなく、女たちの不平不満・懇願もノラリクラリとかわすまさに「ズルい男」そのもの。

タイトルに「10人の女」と銘打ってはいるものの存在感を発揮する女性は上位5人ですが、これがまたそうそうたる顔ぶれ。
鑑賞後にウィキペディア(→こちら)で調べたところ、各自の役名には①~⑩の数字が含まれているという小ネタも仕込まれていました。

①市子(愛人1号・舞台女優):岸恵子
②双葉(本妻・レストラン経営者):山本富士子
③三輪子(子持ち未亡人・テレビ局出入りの印刷業者):宮城まり子
④塩(CMガール・別男性と二股をかけている):中村玉緒
⑤五夜子(テレビ局の演出スタッフ):岸田今日子
⑥虫子:宇野良子
⑦七重(テレビ局の受付嬢):村井千恵子
⑧八代:有明マスミ
⑨櫛子:紺野ユカ
⑩十糸子:倉田マユミ

不思議なのは、本来ならば筆頭に置かれるべき本妻が2番目であること。
作品の中では直接描かれてはいませんが、①から無理やり略奪しての“繰り上げ当選”で得た本妻地位なのかもしれません(←あくまでもpoohの推理)。

岸恵子や山本富士子の美貌もさることながら、現在では“キワモノ”的扱い(失礼)の岸田今日子、中村玉緒が可愛くてビックリ。
ねむの木学園園長・宮城まり子も年増ならではの不思議な色気を発散しています。
「おいおい風さん、アンタどんだけモテモテなのさ」とついツッコミを入れたくなります。

そんな映画も終盤に。
風を死んだことにしておくため本妻・双葉は自宅に彼をかくまっていましたが、そのうちその存在を疎ましく思うようになるのです。
そんなこんなで彼は愛人1号・市子の元へ。

勤めていたテレビ局には市子が勝手に退職届を提出、彼女自身も芸能界を引退し、風&市子は今後のんびりと暮らすことになる・・・と思いきや、ここで風は泣き叫びます。
「会社に行かせてくれ~」

仕事にはさほど情熱を燃やしていないように見受けられたのに、風さんがそんなに会社が好きだったとは・・・(驚)
実は彼にとって、これからの生活は退屈極まりない地獄そのもの。
なんせ床の上のアリンコを指で突っつくくらいしかやることがないんですもの。

市子の方も、口にこそは出さないまでも風と一緒になったことを後悔しているよう。
2人の愛を完成させるために邪魔なものは取り払ったはずなのに、いざ自分だけの所有物になったとたん、男が色あせて見えてしまっているのです。
これは市子に限らず、元妻&③以外の7人の愛人たちも同じ気持ち。
TVプロデューサーとしてのギョーカイ人ぶりが彼の魅力だったのですから。

男の価値はやっぱり仕事で決まるのかも・・・

モテたい人にはアーリーリタイアは絶対不向き。
「黒い十人の女」のメインテーマは「オンナの独占欲」なのでしょうが、こんな結論を得てミョーに納得しているpoohなのでした。

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コメント

post
2015-12-24 20:14 
たけたけ No.4511
映画レビューありがとうございます。
古い映画みたいですが、とても面白そうで興味がわきました。
ところでpoohさんは自宅で映画を見るさいはレンタルするにですか。それともhuluなど動画サービスですか?
まとまった時間の余裕できたら経済的に映画三昧したいと思っています。
2015-12-24 22:02  たけたけさん、コメントありがとうございます☆
pooh No.4512
昔はDVDをよくレンタルしていたのですが、最近はご無沙汰です。
テレビで録画した作品を見るだけで時間的に精一杯なのです。
(動画サービスは利用していません)
たまに映画館に足を運んだりもしています。

作品のセレクトは映画好きの夫にほとんどお任せ状態です。
もともとは映画とは縁遠かったのですが、結婚後いろいろ鑑賞するようになりました。
こういった古い作品もなかなか面白いものですね(^^)
2015-12-25 11:43 
あとむ No.4513
Maryクリスマス。

こんにちは、
スキマ時間にWEBライターをしている  あとむです。

この手のDVDは見ないですが、昔のほうがおもしろいかもですね^^
DVDでも見ながらよっくりとクリスマスをお過ごしください^^

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2015-12-25 14:49  あとむさん、コメントありがとうございます☆
pooh No.4514
そうですね、これから年末年始にかけては映画鑑賞にもってこいです。
私も楽しむつもりです。
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